大部,山添
Web上の知識を利用した,種々の活動の効率的な支援
論文執筆支援,レポート評価支援,週報執筆支援
Webマイニング,自然言語処理,極性分析,Deep Learning,情報推薦,ソーシャルメディア解析,情報可視化,文書要約,自動採点
本プロジェクトの目的は,Web上に存在する非構造かつ膨大な情報資源の効果的な利用を支援することである.本プロジェクトの一環として,論文執筆支援システムを開発している.論文執筆において,論文のタイトルは主張点を的確に表す必要があり,タイトルの決定は重要である.初学者が論文のタイトルを作成するためには,タイトル候補の提示などの支援が好ましい.本研究では,論文のアブストラクトからタイトル候補を生成し,論文執筆の支援を行うシステムの実現を目的としている.論文のタイトルの単語はアブストラクトに含まれていると仮定すると,論文のアブストラクトからタイトルを生成するタスクは,文書要約の一種として考えられる.深層学習を用いた文書要約手法として,機械翻訳に用いられているEncoder-Decoder言語モデルの応用が成果をあげている.本研究では,Recurrent Neural Network(RNN)を用いた抽出型の手法およびEncoder-Decoder言語モデルを応用した生成型の手法を研究している.また,生成型の手法では通常のDecoderに加えてPointer Networksを用いた未知語に対応可能なタイトル生成を研究している.
レポート評価支援では.講義語の理解確認のための短文レポートを対象に,レポート評価の際の負担軽減を目標にしたシステムの実現を目指している.具体的には,レポートが持つ特徴に着目し,半自動的に誤答のレポートを推測する機能や,評価対象外となるようなレポートのフィルタリングする機能,また,提出されたレポート群を元に,平均的なレポート解答の生成を行う機能を持つシステムである.さらに,これらの機能と評価者にとって使いやすいカタチのアプリケーションとして,実装を行っている.
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