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近年,電子化されたデータは増加の一途をたどっており, これらの情報を手軽に入手することも可能になってきました. しかし,大量のデータをひとつひとつ閲覧して行くことは困難です. そこで,ユーザが必要とする情報を効率良く見つけることを支援するための 技術の一つとして機械学習を用いたデータの自動分類が行われます. これはデータをカテゴリごとに分類しておくことで, ユーザが興味のあるカテゴリを集中的に調査・分析することができるようになります. この技術を用いることで,組織内でのノウハウや技術などの知的資産を 有効に再利用することが考えられます 本研究室では,研究支援システムPapitsに応用しています. このシステムでは組織内やWeb上の大量の論文を共有することができ, 論文を分野ごとに自動分類することにより, ユーザの興味のある分野を集中的にサーベイすることが可能となっています. また,企業のコールセンターにおけるQ&A事例を用いたシステムへ応用も 考えており、分類することにより情報の傾向を掴みやすくし, 新製品開発などへのフィードバックが期待できると考えています. | |
Shintani lab. 2003 |