未踏ソフトウェア創造事業
 
メンバー 教授:新谷虎松, 助教授:伊藤孝行
キーワード インセンティウ゛,情報共有,マルチエージェント,協調・交渉技術,コミュニティ活動支援
研究テーマ インセンティブ発見に基づく情報共有システムの開発
関連サイト http://www.ipa.go.jp/jinzai/esp/15mito/gaiyo/13-9-1.html

コミュニティに内在する情報を顕在化し、共有することで、秩序だっていない情報の価値を高める情報共有の研究が盛んである。近年最も広く普及した情報共有システムは、WWW(World Wide Web)である。WWWは、誰もが簡単に情報を提供し、閲覧することを可能とした。しかし、WWWは「協力」することを前提とした情報共有システムである。情報を提供する側がコストを払って情報を提供する必要がある。一般に情報共有において、情報を提供する側のコストは、情報を閲覧する側のコストと比較して極めて大きい。このため、情報を提供する人間にとって何らかのインセンティブが必要となる。さらに単にインセンティブがあっても、質の低い情報ばかりが集まっても意味がない。質の高い情報を共有する必要がある。そこで、本研究では、WWWのように協力に基づく情報共有システムではなく、インセンティブに基づく「競争」型の情報共有システムを実現する。


新谷研究室 2003