本テーマにおいては，組織活動支援のための具体的なシステムの構築，整備 および知的な管理技術に関する研究を行う．組織支援のためのアプリケーション が多く作成され，それぞれは多くのユーザ情報や組織情報が入力される．しかし， 複数のシステムにおいてそれぞれ異なったプログラム言語で記述されている場合 ユーザによって入力された情報を複数のシステムにおいて共有する場合，高度な 互換技術が必要となる．主として，情報のコンバートにはXMLを用いる．XMLは アプリケーション間のデータ互換に有効な言語である． 　組織においてはパブリックな情報とプライベートな情報の区別が必須である． 既存では，区別はほぼ人手によってなされており，負担である．本研究では知的な 情報管理技術に関する研究に取り組む．管理システムにおいて仲介エージェントを 用いる．エージェントは，情報の内容や出所に基づき，組織での管理方法を知的に 判断する．本管理システムが実現することにより，ユーザにとって負担の少ない 組織活動支援が可能となる．