紙付箋抽出における位置取得と解像度を両立する付箋抽出機構の試作
On Simultaneous Recognition of Multiple Paper Sticky Notes with Position Detection and High-resolution
伊藤栄俊, 大囿忠親, 新谷虎松

アブストラクト

我々は紙の付箋の電子化を行っている.紙の付箋の位置関係を把握するためには,付箋が置かれている面を俯瞰できる位置から撮影する必要がある.しかし,カメラの位置と付箋の位置が離れれば離れるほど付箋の内容の抽出の精度は落ちることが分かる.逆に,付箋の内容を正確に読み取るために近くで撮影した場合,付箋周辺の情報が失われ,付箋間の位置関係の把握が困難になる.付箋の抽出精度と付箋間の位置関係の取得はトレードオフの関係にある.そこで,本研究では,自己位置認識機能を用いて付箋間の位置関係の推定を行う.自己位置認識により,撮影時の位置情報を仮想空間上で把握し,撮影後の抽出情報を仮想空間上で統合することで、トレードオフの関係にある,抽出の精度と位置情報の取得の関係性の問題の解決を行う.