| エージェントコミュニティが中心的に取り組んでいるテーマのうち、応用研究から2テーマ、基盤研究から2テーマを選択し、技術の到達点を明らかにするとともに、今後の発展を展望します。それぞれのセッションでは日本を代表する研究者にオーガナイザを、気鋭の若手研究者にディスカッサントを務めていただきます。会議の初日には,各テーマのオーガナイザを中心にとしたパネルを設け、 テーマ間の関係や社会的インパクトを議論します。
<テーマ(オーガナイザ,ディスカッサント)>
◎Webとエージェント(武田英明,土方嘉徳)
Web2.0の名で呼ばれるように、Webは情報共有の基盤から、世界規模のコラボレーションの基盤へと大きく変化しています。エージェントというコンセプト、そして技術が、進化するサイバー空間をどのように支えていくかを明らかにします。
◎ユビキタス&ビルトイン(本位田真一,角 康之)
ユビキタス、アンビエントなどと称される超分散コンピュータネットワークは、間もなく、拡大する組み込みソフトウェアと大接触をすることになります。進化する実空間にエージェント技術はどう浸透していくのでしょうか。
◎Electronic Market(横尾真,高橋大志)
電子商取引,検索エンジンでの広告等の場面で,経済学の理論が個々のエージェントおよびエージェント間の取引メカニズムの設計に用いられてきています.また,ソフトウェアに代表される,従来の商品とは異なる性質を持つ情報財の適切な流通/取引メカニズムの設計が課題となっています.このセッションでは,計算機科学と経済学等の社会科学をベースに,次世代の電子市場を描き出します.
◎Interface Agent(石塚 満,中西英之)
身体を持ち対話するエージェントは人類の夢です。言葉を操り、感情を持つかのように振舞うエージェント技術は、今後のメディアやインタフェースの重要な形態です。ロボット技術との融合も進むでしょう。このセッションでは、インタラクション研究の中心的課題であるエー ジェントを、必要とされる機能、ツール、認知的要因などについて、様々な角度から捉えなおします。
◎パネル:「エージェントの社会的インパクト」
日時: 2006年10月25日 15:30-17:30
司会: 大沢 英一
パネリスト: (順不同)
石田 亨 (Participatory Design)
石塚 満 (Agent Mediated Interaction and Social Interaction)
横尾 真 (Electronic Market -Auction and Trading Agent-)
本位田 真一 (Agents in Ubiquitous Social Environments)
寺野 隆雄 (Agent-based Simulated Economy and Social Simulation)
武田 英明 (Agents in Web Technology)
エージェント研究が始まって15年,そのコンセプトは広がりつつあります.同時に,研究は専門化し,相互の関連が見えにくくなりつつあります.共通の研究課題を追っているのか,あるいは,異なる研究課題に分化しているのか.研究の方向を今一度整理し,その先に生まれる社会的インパクトを予測します.
(補足) なお,本パネルの内容をスクリプトにおこし「情報処理」の2007年2月号の特集(「社会に向き合うエージェントシステム」)の一部することが計画されています.
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